固定費削減は、普通の会社員にとって最強の副業に近い行動だと考えています。
副業で毎月数万円を安定して稼ぐより、毎月出ていくお金を減らす方が確実です。
私が欲しいのは高級車や豪華な家ではなく、会社員としての拒否権です。
納得できない仕事を、生活のためだけに抱え込み続けるのはかなり苦しいです。
上司や顧客の思惑どおりに、自分の意見を押し殺して働くのもつらいです。
その状態から少し距離を取るには、精神論よりも家計の余裕が必要です。
この記事では、固定費削減が会社員の自由度を高める理由を実体験から整理します。
固定費削減は手取りを増やすのに近い
固定費削減の効果は、手取り収入を増やすことにかなり近いと感じています。
給料が月一万円増えても、税金や社会保険料で手取りは目減りします。
一方で、支出を月一万円減らせば、その効果はほぼそのまま家計に残ります。
車、保険、通信費を見直した結果、月六万から七万円ほど家計が軽くなりました。
月六万円なら年間七十二万円、月七万円なら年間八十四万円の効果です。
普通の副業でこの金額を安定して稼ぐには、時間も体力もかなり必要です。
ブログや物販に挑戦しても、成果が出るまでに長い時間がかかることもあります。
その点、固定費削減は一度見直せば、毎月の効果が長く続きやすいです。
まず稼ぐより漏れているお金を止める方が、普通の会社員には現実的です。
固定費削減で一番大きかったのは車だった
固定費削減で一番大きかったのは、わが家が車を手放したことでした。
車は便利ですが、自動車税、保険、車検、整備費などの負担が重いです。
ガソリン代や駐車場代まで含めると、年間五十万円ほどかかっていました。
車を持たない選択は、年間五十万円の自由を買うための判断でした。
もちろん、トイレットペーパーなど大きな日用品を買うときは不便です。
ただし、そうした買い物はAmazonなどの通販を使えば十分に補えます。
自宅周辺にはスーパーや病院もあるため、車なしでも生活できると判断しました。
実家の両親には、車を維持できないほど困っていると思われているようです。
けれど私にとって、車なし生活は貧しさではなく家計戦略の一つです。
固定費削減では保険の入りすぎも見直したい
保険の見直しも、固定費削減ではかなり効果が大きい項目だと感じています。
日本では公的医療保険が整っており、高額療養費制度も用意されています。
そのため、不安だから何となく民間保険に入る状態は避けたいと考えています。
もちろん、小さい子どもがいる家庭では死亡保障が必要な場合もあります。
大事なのは、公的制度と貯蓄額を見たうえで必要な保障だけ残すことです。
保険は安心を買う仕組みですが、入りすぎると資産形成の足を引っ張ります。
毎月の保険料は小さく見えても、二十年単位では大きな支出になります。
固定費として出続けるお金だからこそ、何となく続けない姿勢が大事です。
通信費は生活満足度を下げずに減らしやすい
通信費は、固定費の中でも比較的見直しやすい支出だと思っています。
大手キャリアにこだわらず、使い方に合うプランを選べば負担は下がります。
通信料金の見直しでは、総務省の携帯電話ポータルサイトが参考になります。
通信費の良いところは、下げても生活満足度が落ちにくいところです。
家族全体で見直せば、月数千円から一万円以上変わることもあります。
年間で考えると、子どもの体験や家族旅行に回せる金額になります。
手続きは少し面倒ですが、一度変えれば節約効果は毎月続きます。
我慢せずに下げられる支出から始めるなら、通信費はかなり現実的です。
住宅ローンを抑えたことも固定費削減になった
住宅ローンも、固定費削減を考えるうえで避けて通れない大きな支出です。
わが家では返済比率を年収の二十%以下に抑え、借りすぎを避けました。
住宅ローンを繰上返済しない理由は、過去記事でも詳しく整理しています。
家を買うときは、駅近や見栄えの良さをある程度あきらめました。
駅から徒歩二十分ほどかかりますが、在宅勤務中心なので大きな不便はありません。
自転車なら駅まで十分程度で行けるため、今はほとんど気にしていません。
最初は家の見た目を少し安っぽく感じましたが、半年で気にならなくなりました。
むしろ、スーパー、保育園、小学校が近いことの方が日々の満足度に効いています。
住宅ローンは借りられる額ではなく、余白を残して返せる額で考えるべきです。
固定費削減で無理な仕事を抱え込みにくくなった
私の会社では、社員ごとの生産額が毎月の給料やボーナスに影響します。
たくさん働けば収入に反映されやすい一方で、仕事を抱え込みがちになります。
炎上案件を引き受け、平日の夜や土日に仕事を詰め込む誘惑も出てきます。
固定費が高ければ、私はもっと会社にしがみついていたはずです。
住宅ローンや生活費のために、無理な案件も断りにくかったと思います。
固定費が低いと、必要以上に自分を壊してまで働かなくてよいと思えます。
これは仕事をいい加減にしたいという話ではなく、長く働くための判断です。
会社員適性と家計管理の関係は、前回の記事でも詳しく書いています。
会社員として強くなれないなら、まず家計を強くするという考え方もあります。
私が欲しいのは会社員としての拒否権である
私は、自分の意見を押し殺して働き続けることがどうしても苦手です。
上司や顧客の思惑どおりに、いつも自分を合わせ続けるのはつらいです。
会社員である以上、協調性や顧客対応が大事なことは理解しています。
それでも、何でも受け入れることだけが仕事だとは思っていません。
会社とは、我慢で従う相手ではなく、もっと対等に付き合う相手だと思います。
そのために必要なのは、強い言葉ではなく、生活費を抑えた家計です。
お金がなければ、嫌な仕事でも黙って受け入れるしかありません。
固定費が低く、資産形成が進めば、理不尽な仕事を全部抱え込まずに済みます。
私が欲しいのは、会社を辞める自由だけではなく会社と対等に付き合う余裕です。
固定費削減で浮いたお金は投資に回す
固定費削減の効果は、浮いたお金を投資に回すとさらに大きくなります。
車、通信費、保険、住宅ローンを抑えた効果は年間約百万円あります。
内訳としては、車、保険、通信費だけで月六万から七万円ほどです。
住宅ローンを抑えた効果まで含めると、年間約百万円の差になります。
この百万円を毎年投資に回せば、将来の選択肢はかなり変わります。
年利七%で二十年間運用できれば、およそ四千万円になる計算です。
もちろん投資にはリスクがあり、相場下落や元本割れの可能性もあります。
NISA制度を活用した投資のデメリットは、こちらに詳しく記載されています。
NISAで資産形成を始めた理由は、最初の記事でも詳しく書いています。
それでも、固定費を下げて投資に回す発想はかなり強力だと感じています。
家族の楽しみまで削る固定費削減はしたくない
固定費削減といっても、何でも我慢する生活をしたいわけではありません。
家族の思い出、子どもの教育、毎日の食事にはできるだけお金を使いたいです。
固定費を下げたことで、誕生日プレゼントを少し豪華にする余裕が生まれました。
夏休みや春休みに、子どもたちを旅行へ連れて行きやすくなったことも大きいです。
一方で、車、サブスク、保険、通信費には必要以上にお金を使わなくてよいです。
旅行でも、超豪華なホテルに泊まる必要はあまりないと考えています。
子どもにとって大事なのは、高級ホテルの質より家族で出かけた記憶です。
節約は家族の楽しみを奪うためではなく、大切なことにお金を使うための手段です。
住宅ローン残高より運用資産が多くなった安心感も、過去記事で書いています。
固定費削減は会社に依存しすぎない第一歩
会社員は我慢することが仕事だ、と言われることがあります。
もちろん仕事には我慢が必要な場面もありますが、それだけでは苦しくなります。
会社の都合に合わせ続けて、自分の人生を失う必要はありません。
普通の会社員でも、会社と対等に付き合う道はあるはずです。
その土台になるのが資産形成であり、それを支えるのが軽い家計です。
収入アップだけに頼ると、会社の評価や賞与に振り回されやすくなります。
支出を下げることは、自分の判断で今日から進められる行動です。
固定費削減は、我慢の節約ではなく人生の主導権を取り戻す行動です。
まとめ
固定費削減は、私にとって最強の副業に近いものです。
車、保険、通信費を見直し、月六万から七万円ほど家計が軽くなりました。
住宅ローンを背負いすぎなかったことも、今の安心感につながっています。
浮いたお金を投資に回せば、将来の自由度を高める力にもなります。
私が欲しいのは贅沢な暮らしではなく、会社員としての拒否権です。
上司や顧客の思惑どおりに、すべて従い続ける人生は苦しいです。
会社とは、もっと対等な関係で付き合ってよいはずです。
そのためには、精神論ではなく家計の余裕を作ることが必要です。
会社員として強くなれないなら、まず家計を強くすればいいと思います。
私はこれからも固定費を軽くして、家族と自分の自由を増やしていきます。
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※本記事は、筆者個人の経験や考え方をまとめたものであり、個別の投資助言、金融商品の推奨、住宅ローン等の契約判断を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、住宅ローンや家計管理の適切な判断は各家庭の状況によって異なります。重要な判断を行う際は、公式情報や専門家の意見も確認し、ご自身の責任で判断してください。


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